影の日記

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グラウンド・エフェクト Ground Effect

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2019年7月17日F1、2021年のF1レギュレーション概要発表

 グラウンド・エフェクト・カー(Ground Effect Car)が復活するかもしれません。グラウンド・エフェクト・カーと言えば、コーリン・チャップマンのLotus 78ですね。漆黒のJohn Player Specialカラーがカッコイイです。個人的には、アイルトン・セナ駆るロータスルノーであったLotus 98Tが印象に残っています。嘗て1500馬力と言われた強いウィリアムズ・ホンダ駆るナイジェル・マンセルアイルトン・セナの激闘が甦るようにレッドブル・ホンダが復活できることを待ち望んでいます。

F1と言えば、エンジン・ドライバーの存在が重要に思われますが、シャーシーデザイナーの存在を忘れてはいけません。レッドブルの空力の天才エイドリアン・ニューウェイAdrian Neweyが有名ですが、当初は青い予感と言われたレイトンハウスをデザインしていたのです。アイルトン・セナがF1デビューしたのはトールマンで後にベネトンに買収されてしまいましたが、トールマンをデザインしたのがロリー・バーンです。後にロリー・バーンフェラーリのデザイナーにもなりました。フェラーリと言えば、マクラーレン時代に常勝請負人と言われたジョン・バーナードの加入が紛糾していましたね。イタリアで設計するのではなく、自国のイギリスで自分のオフィスで設計したシャシーフェラーリに使えと高飛車に要求してフェラーリを納得させてしまうほどの存在だったのです。かと思えばネルソン・ピケブラバムBMWで二人三脚を歩んできた奇才ゴードン・マレーもまたF1の申し子なのでしょうか。エンジンの後方にファンを取り付けたり、ラジエーターを介して表面冷却したり、BMWのエンジンを斜めに設置したりと奇想天外な技法を編み出していました。因みに当時のブラバムのオーナーが後にF1総帥になるバニー・エクレストンと言うのがミソです。最後に、ウィリアムズ・ホンダ時代に地味にデザインしていたパトリック・ヘッドです。ホンダの強力史上最高と言われるV6ターボエンジンによる推進力を路面に伝えるために、リヤウィングでダウンファフォースを得る設計にして、コーナーを駆け抜ける時や直線で加速する時にリヤから火花を飛ばしていたのが、強烈な記憶に残っています。レッドブル&フェルスタッペンでフェラーリAMG(アー・マー・ゲー)メルセデスベンツをストレートでぶち抜けるような強いホンダがターミネータの「I'll be back」よろしく帰って来ることを祈ってます。

Blondie - Heart Of Glass