影の日記

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国際輸出管理レジーム MECR

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日本の対韓国への輸出規制が注目を集めています。個人的には、日米経済摩擦が活況だった1980年代のIBM産業スパイ事件や東芝機械ココム違反事件が思い出されます。今では忘却の彼方になりそうな現近代史であるココムは、対共産圏輸出統制委員会の英語表記Coordinating Committee for Multilateral Export ControlsからCOCOMと呼ばれていたものです。1991年のソ連崩壊でCOCOMの意義が薄れ1994年3月に解散したようです。現代の若い方達には実感はありませんが、トランプ大統領が崇拝するレーガン大統領時代を過ごしてきた昭和世代には非常に懐かしい響きがあります。また有名無実な核拡散防止条約NPTがありますが、北朝鮮はNPT脱退後核実験を成功させ核兵器搭載ICBM大陸間弾道ミサイルの開発に成功しつつあります。NPT未加盟のインド・パキスタンも核実験を成功させて核兵器保有国となっています。特にパキスタンのカーン博士が作り上げた核開発ネットワークで核兵器開発に欠かせない遠心分離機(ウラン濃縮)の測定に必要な精密機器であるミツトヨの3次元測定機が不正輸出された事件もありました。日本は、嘗て産業の米と言われた半導体開発で最先端を謳歌していた時期もありました。特にDRAMでは無敵な存在でした。今では影も形もありませんが、半導体製造装置分野では現在でもアメリカと日本で二分するような位置にあります。但し半導体露光装置ステッパーでは、EUの多額な補助金支援でASMLに完敗してしまいました。EUV露光技術でニコンが克服できず撤退してしまったのは大きな痛手です。今後も精密工作機械は重要な存在ですが、製造大国を目指す中国が虎視眈々と狙っているのが半導体開発と精密工作機械です。全て軍事に結び付くことが重要です。とかく軍事と聞くと反射的に拒否反応を示すお花畑な偽善リベラルはさておき、現実な世界では技術開発と軍事開発は表裏一体な訳です。日本の将来のためにも経済的優位を上昇させるためにも最先端技術開発を不退転に行っていることに日本人として陰ながら応援していきましょう。サイレントマジョリティーでいいのです。アイドルではなく英語silent majorityの意味である「静かなる大衆」でいましょう。

表題の国際輸出管理レジームは、Multilateral export control regimeで4分野あるそうです。

原子力供給国グループNuclear Suppliers Group

オーストラリア・グループAustralia Group

ミサイル技術管理レジームMissile Technology Control Regime

ワッセナー・アレンジメントWassenaar Arrangement

その他、米国の紛争鉱物規制や国防権限法は、非常に重要なので皆様も頭の片隅に置いて頂ければと思います。

韓国が信頼を失った、「兵器拡散」防ぐ国際的な枠組み

米国、「国防権限法」発動で中国ファーウェイを叩き潰す…日本企業、緊急で対策策定の必要 | ビジネスジャーナル

紛争鉱物をめぐる法規制動向と、重要性を増すサプライチェーン管理 (1/2) - MONOist(モノイスト)

Stevie Nicksは、 Fleetwood MacVocalでしたね。妖艶で独特な歌声が印象的です。ソロの「Stand Back」もいいのですが、Fleetwood Macのアルバム「Tusk」の「Sara」がお気に入りです。