影の日記

時事、it、音楽、Linux、Fedora、CentOS

イルモア Ilmor

f:id:akakage7:20190404193518p:plain

 現在のF1エンジンの供給している会社は、フェラリー、メルセデスルノー、ホンダの4社ですね。それぞれ市販の自動車メーカーでもあります。フェラリーだけは、F1をするために市販の自動車、それも高額な純粋スポーツカーだけを製造販売しています。フェラリーは、創業者エンツォ・フェラリーの意思を脈々と繋げてF1界に君臨しています。F1の収益配分は、コンコルド協定Concorde Agreementでフェラリー優先な状況になっています。フェラリーなくしてF1なしな伝統を打ち立てているフェラリーに逆らうことはできない不文律がありそうですね。

過去には、F1も様々なメーカーが、F1エンジンを供給してきました。そんな中でフォードから支援を受けたコスワースCosworthのエンジンは、フォード・コスワース・DFVエンジンFord cosworth DFV engineとしてF1界で155勝という空前絶後の成績を残してきました。より多くのF1チームに採用されるほど、優秀なエンジンだったのでしょう。そして、コスワースのエンジニアだったマリオ・エイリンMario Illienとポール・モーガンPaul Morganが設立した会社がイルモア・エンジニアリングIlmor Engineeringでした。コスワースDFVエンジンはアメリカのCARTにも供給していた関係からイルモアは、ペンスキーPenskeの支援を受けていたようです。そしてGMが資本参加してCART(現在はIndyCar)用エンジンをシボレーChevroletのエンブレムを付けてイルモアが開発しCARTで大成功を収めることになりました。また、イルモアはF1で1990年代ターボエンジンが禁止されたNAエンジン時代にV10エンジンを供給し、さらにF1に本格参戦しようとしていたメルセデス・ベンツと提携してメルセデスのF1エンジン開発の担い手になったようです。ちょうどV6ターボ時代終焉後F1から撤退していたホンダがBARホンダとしてエンジンからシャシーまでフルチーム(コンストラクター)としてF1に復帰していましたが(トヨタもチームとしてコンストラクターとしてフル参戦してました)、2008年のリーマンショックの影響でホンダF1は、いい結果を残せないままF1を撤退(トヨタも撤退)することになり、ホンダF1をマネジメントしていたロス・ブラウンに1ポンド(約100億円の保証金付き)で売却されました。そして、ブラウンGPとして2009年再出発した旧ホンダF1にエンジン供給したのが皮肉なことにメルセデス・ベンツでした。さらに旧ホンダF1時代に成し遂げられなかったコンストラクターとドライバーのダブルタイトルを初参戦で2009年にブラウンGPは成し遂げてしまうというF1史上初快挙がホンダF1時代の下積みが空虚に思えてしまいます。したたかなことに、その余勢を駆ってメルセデス・ベンツは、2009年末にブラウンGPをチーム丸ごと買収してF1にフル参戦することになりました。この皮肉がホンダF1の苦悩になっているのかもしれません。ホンダが初めてF1にフル参戦する1960年代にF2でブラバムにF2用エンジン供給してF1エンジンの開発に役立てていた頃、ブラバムからレース用エンジン開発のいろはを受けていたようです。走行中にエンジン・オイルがシリンダー内を潤滑していないから壊れるという指摘は、設計やベンチテストだけでは推し量れないことが実践してみて判明するという本田宗一郎のレースは走る実験室という格言に行き着くのでしょうか。混沌とした時代にF1にチャレンジできたホンダも凄いですが、コスワースから独立してエンジンメーカーを設立したイルモアもイノベーションだったのですね。イルモアのF1部門はメルセデスに売却されましたが、アメリカではIndyCarに現在もシボレーブランドでエンジン供給しているイルモアの知見は半端じゃないですよね。

フォード・コスワースで思い出すのが「コブラCobra)」という名の自動車です。FordV8エンジンを積んだac shelby cobra 427にF1エンジンを乗せ換えるというような話があったような記憶がありますが、エトセトラです。コブラエンスーな存在です。

Wataru Shoji

ホンダがF1復帰後初のPP獲得!コース外での「5分52秒」の戦い。 - F1 - Number Web - ナンバー

ボニー・タイラーBonnie Tylerは、ロッド・スチュワートRod Stewartも歌っている「It's a Heartache」が好きですが、「Total Eclipse of the Heart」もお気に入りです。丁度同時期にヒットしていたエアサプライAir Supplyの「Makin' Love Out of Nothing at All 」と何か曲調が似ているよねと思っていたら作曲者が同じでJim Steinmanという人でした。