php-fpmは、FastCGI Process Managerと言われPHPをCGIで実装するプロセスらしい。PHPがApacheのモジュールか別プロセスかで動作してもローカルでは意識する必要性は皆無なのですが、CentOS8ではphp-fpmをインストールするだけで機能する模様。CentOS7では、インストール後に設定しないとphp-fpmは、機能しないようです。LAMPは、メール送信機能を入れてLAMPSに改名した方が実務的なのような気がします。SNS全盛でも地味にメールの存在価値があると思います。なのでPHPでメールのローカル送信にチャレンジしてみます。
PHPも一応プログラミングなのでphp -l <ファイル名>と入力して文法チェックしましょう。デバックする時に有効で役に立ちます。
alternatives --config mta で送信アプリを確認します。
systemctl status <送信アプリ名(sendmailかpostfix)>送信アプリが適切に起動しているか確認します。
送信アプリを確認できたら、メーラーソフトEvolutionを起動して設定します。
ローカルテスト用なのでデフォルトにしませんが、御自分のお好みで設定します。
ここは、「進む」をクリックします。
特に必要無ければ、「進む」をクリックします。
任意のユーザー名ですが、基本はCentOS8にログインしているアカウントになります。因みに、出来るだけアカウントは、半角英数字をお勧めします。全角日本語は、アカウントに向きません(影の個人的意見です)。
受信サーバー設定ですが、ローカル・メール・テスト用なのでPOPやIMAPでは無く「ローカル配信」を選択します。
下記例では、ローカル配信ファイルがakakageになってますが、御自分で決めたアカウントのファイル名が「var/mail/」フォルダの中に作成されています。
下記のチェック欄は、御自分のお好みでお願いします。
送信サーバーは、SMTPではなくsendmailです。基本、Evolutionは、プログラム・テストの受信用として利用します。
アカウント情報の名称は、メーラーでの表示ですのでアカウント名だけにして@〜のlocalhost.localdomainは、削除して大丈夫です。
お疲れ様です。ようやく設定完了です。
htmlやcssについての解説は、割愛してます。
テスト用なのでフォームからの受信を優先して、細かい設定は省いてPHPが無事に動くことを確認してください。htmlspecilachar関数や内容チェックは後回しにしましょう。
「HTTP_USER_AGENT」や日付処理も最初は後回しにしましょう。受信する内容優先でテストします。下記3種類は、日本語メール送信に必須なのでセットで記入します。
mb_language('japanse')
mb_internal_encoding('UTF-8')
mb_send_mail('送信先メールアドレス','タイトル','本文','ヘッダー')
require_onceで呼び出される関数です。
では、実際にローカル環境でテストします。事前にSelinux対応処置を済ませてください。「CentOS8 LAMP パート2」を参照してください。
入力内容を確認します。改行処理も最初は後回しです。まずは動くことを優先します。
最終的にメールが送信できることが先決です。送信処理が成功したら、後で細かい入力チェック処理を行いましょう。
メーラーソフトEvolutionを起動して「送信/受信」ボタンをクリックします。
無事に受信できたら、内容確認をしてください。
以上、PHPとEvolutionの簡単報告です。大分、端折ってしまいました。もう少し表現豊かにできればいいのですが、至らぬところが多々ありました。今後もCentOSとFedora関連のトピックを気ままに案内できればと思ってます。Linuxも以前に比べ周辺機器対応だけでなく、LibreOfficeのような実務に耐えるソフトも非常に充実してきています。さらにLinuxを使いこなせるよう学んでいきますので、よろしくお願いします。
Nolans - I'm In The Mood For Dancing