Linux界隈で俄かに盛り上がっているのが、Flatpakと言うアプリケーション仮想化・アプリケーションコンテンナによるアプリケーションプログラムの利用らしい。CentOS8をインストールしても、デスクトップアプリが極度に不足しているのは、Flatpakによるアプリケーション開発を施しているように思えます。Flatpakアプリケーションは、Flathubに集積する模様。今後の展開を静観でしょうか。
CentOS8では、rootの存在が大きくなっていますが、Fedora Gnomeでは、いつの間にかインストール時にrootの設定がなくなっていました。Fedora Gnome RawhideをインストールしてもFedora31 Gnome版をインストールしてもインストール時のroot設定画面が無くなっていました。インストール後、最初の起動時にユーザーアカウントを設定して終了でした。Fedora Magazineによるとユーザーアカウント設定時に管理者として設定すると、rootの代わりにSudoコマンドを使用することでrootの代替処置とするようです。Ubuntu系Linux Mint Cinnamonでは、rootを使用せずにsudo設定がデフォルトのようですね。影的には、違和感を感じてしまいました。
DistroWatchで今絶好調なMXlinuxは、XfceデスクトップらしいのでFedora31 Xfceをインストールしてみたのですが、影的には不完全燃焼でした。それでもFedora Spins Xfceにもインストール時にroot設定はありました。やはりFedora Cinnamonの完成度は秀逸です。痒い所に手が届くデスクトップ環境は、Linuxに未来ありな存在です。因みにFedora31 Cinnamonを新規インストールしましたが、しっかりインストール画面にroot設定がありました。今後もGnomeとは決別したFedora Cinnamonであってほしいです。
しかし、Fedora Gnomeインストール時に root設定がなかったのには、違和感を感じました。一般ユーザーを管理者に設定すれば、sudoによるアプリ・インストールが行えたと思いますが、影はスルーしてしまいFedora起動後は、後の祭り状態でした。Fedora Gnomeでは何も出来無いのでFedora31 Cinnamon の新規インストールをしました。efibootmgrで既存のFedora Cinnamonのラベルを変更して無事にインストール出来ました。結局現在は、Fedora Cinnamonが複数ある状態です。一つはupgradeからともう一つは、新規インストールのFedora31 Cinnamonとなっています。BIOSがUEFIであると複数ブートの醍醐味発見となりました。efibootmgr恐るべしですね。
root設定が無いのは、rootパスワードでsshログイン禁止と関連しているのか不明ですが、ssh問題は、Fedora Serverに起因する問題のようです。Fedora WorkStationもubuntuに倣ってsudoを活用してくだいさいと言うことでしょうか。Fedora Spinsもその影響を受けずに済むことはないと思います。将来インストール時のroot設定は無くなる運命にあるのかもしれません。
Coldplay - Speed Of Sound